【元プランナーが解説】結婚式に持ち込みをオススメするものとしないもの

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結婚式でアイテムを持ち込みすることは、節約にもなるし、なにより自分が納得したアイテムを選べるなど、新郎新婦の立場からすればメリット多めな有効手段です。

しかし持ち込みはアイテム次第で、持ち込み料が掛かったり持ち込み自体が出来なかったりするなど、何かとハードルがつきもの……。

だから何をどう持ち込めば良いのか、頭を抱えてしまうプレ花嫁が多くいるようです。そこで今回は元プランナーでもある筆者が、プランナー目線で見るこちらを紹介します。

  • 持ち込みのハードルも低く、是非持ち込んで欲しいアイテム
  • 持ち込み料は掛かってしまうかもしれないけど、持ち込めるなら持ち込んで欲しいアイテム
  • 訳あって持ち込みは避けた方がいいアイテム

合わせて持ち込みをするときのポイントや注意点もご紹介します。これから結婚式アイテムを探そうとしているみなさま、是非参考にしてください!

積極的に持ち込みをして!【持ち込みおすすめアイテム】

結婚式で使うアイテムの中には、持ち込み料も無く比較的持ち込みのハードルが低めなアイテムがあります。その中でも特にご紹介するこの3つは是非持ち込みを!その理由も合わせてご紹介します。

デザイン・素材など選択肢多め!しかも節約にもつながる|ペーパーアイテム

招待状に席札、メニュー表に席次表など結婚式にペーパーアイテムは必需品。なのに多くの結婚式場では、ペーパーアイテムに持ち込み料は発生しません。

手作りも簡単に出来るので、是非持ち込んでもらいたいアイテムです。

特に招待状は、ゲストが2人の結婚式で一番最初に関わるアイテム。デザインはもちろん素材や同封する小物ひとつで、招待状はグンと自分らしく作り込む事ができます。

そしてもう1つ持ち込みをおすすめする理由は、持ち込みは節約に繋がるから。

「招待状といっても1部500円くらい。手作りしたとしても大した節約にならいのじゃないか?」と思われるかもしれませんね。

でも結婚式に招待するゲストが60名だった場合、招待状の必要部数はおよそ40セット。手作りすれば半額以下で済みますから、本来であれば2万円掛かっていたところが約1万円分節約出来ます。

1つ1つのアイテムが高単価なゆえ、結婚準備は金銭感覚が麻痺しがち。

「1万円くらいなら、アップしてもいいかな」の繰り返しが、後に数十万円の見積もりアップに繋がっています。だからペーパーアイテムを手作りして出来る節約は見逃せないのです。

そこでペーパーアイテムを作るときの注意点を解説!

ペーパーアイテムDIYの注意事項その1|こだわり過ぎると注文するより高くつくことも

「節約のために手作りしたのに、結果的には買うよりも高くついてしまった」

コレ、花嫁DIYあるあるです。素材や小物選びからこだわって手作りしていると、気付けば既製品より高くなってしまうことがあります。

招待状を手作りするときの目的が節約なら、素材選びにも注意しましょう。

ペーパーアイテムDIYの注意事項その2|言い回しや表記方法など気をつけるべきマナーが多数アリ

結婚式で使用するペーパーアイテムには、表記の仕方や使用する文字などに細かいマナーがあるのをご存知ですか?

  • 句読点は使わない
  • 結婚式に相応しくない文言がある
  • 席次表は肩書きや名前の表記にルールがある

といったマナーがあり、プロのアドバイスは必須です。必ず校正が出来れば、印刷前に担当プランナーへ間違いがないかどうか確認してもらいましょう。

サンキュータグをDIYしてオリジナル感をプラス|プチギフト

プチギフトもペーパーアイテム同様、持ち込み料が掛からないことが多いアイテム。

工夫次第でオリジナリティのあるプチギフトに作り込むことが出来るので、持ち込みをし更にDIYも楽しんで欲しいアイテムでもあります。

プチギフトの手作りはポイントが2つ
・ラッピング
・サンキュータグ

こちらのDIYです。この2つを手作りすることによって、既製品だったプチギフトはアッという間にオリジナリティのあるプチギフトに変わりますよ。

手作りor外注で自分たちらしさが演出できる|プロフィールビデオ

映像演出といえば、今や結婚式には欠かすことの出来ない人気の演出です。

人気の理由は、老若男女関係なく誰が見ても楽しめる演出だから。ここは手作りや本当に納得の出来る作品選びにこだわって欲しいアイテムでもあるのです。

映像演出を手作りするなら、専用ソフトが売っているので簡単に作成することができます。手作りに自信が無い場合は、専門の業者さんに頼むという手も。

注文するといっても、ほとんどは結婚式場で頼むよりも安く購入できます。デザインも豊富なので好みのデザインをネットで試作を見ながらチェック。

電話やメールで詳細な打ち合わせもしてくれます。ただしプロフィールビデオを持ち込むときには、事前に知っておいた方が良いことが3つあります。

  1. 持ち込み料は掛からないけど「プロジェクター使用料」は必要
  2. 事前に試作品を会場で試写し、動作確認は絶対
  3. 本番中、万が一映像が止まったりした場合も結婚式場の商品ではないため会場側に責任を問えない可能性がある

特に2番目の動作確認は絶対です!

私がプランナーをしていたときも、試作を試写してみて上手く機材が読み込めないことが多発していました。その都度作り直しになるので、プロフィールビデオの手作りは時間に余裕を持って取り組んでください。

持ち込み料必須!でも【運命のアイテムと出会えたなら是非持ち込んで欲しいアイテム】

持ち込み料や手間を掛けてでも持ち込んで欲しい|ドレス

衣装については、結婚式場が提携しているドレスショップの中から選ぶのが一番多いパターンです。とはいえ「運命の1着」を求め、提携ドレスショップに限らず納得いくまで自らドレスショップ巡りをするプレ花嫁が増加中です。

そこでやはりハードルになるのが持ち込み料。「持ち込みは出来るけど持ち込み料は払ってね」が多くの結婚式場で取り決めているパターンです。

とはいえ結婚式は一生にたった一回のビッグイベント。後悔は禁物です。どうしても結婚式で着たいと思うドレスに出会えたときには、持ち込みをオススメします。

そこでドレスを持ち込みする際の注意点をご紹介しますね。

「持ち込み料×持ち込む点数」持ち込み料はかなりの負担金額に

結婚式に着る衣装の持ち込み料、相場は3万円~10万円です。タキシードなら5万円以下、ドレスの場合は和装も含めて5万円〜10万円の間で設定されていることが多いです。

しかしこの持ち込み料は1点あたりの金額。「ウェディングドレス」「カラードレス」「タキシード」の3点持ち込みとなると、持ち込み料だけでもかなりの高額になります……。

もし衣装の持ち込みを結婚式を申し込む前から考えているなら、持ち込み料の交渉は契約前に必ずトライしましょう。「契約をする条件」として持ち込み料をサービス、もしくは軽減してもらうよう交渉してみてください。

「持ち込み料」に含まれているものを確認する

「持ち込み料」は持ち込みするだけの料金なのか、持ち込みしたものの納品確認や、使用後の梱包も含まれているのか詳細を確認してください。私が勤めていた結婚式場では、担当プランナーが持ち込みされたドレスの管理を全ておこなっていました。

外部業者からドレスが届いたら開封し納品書と照らし合わせながら、ドレスの品番に間違いがないか、小物に納品漏れが無いか確認します。合わせてドレスにほつれや汚れが無いかもチェック。

また結婚式が終わった後には、納品されたときと同じ状態に梱包し返却手続きも全て持ち込み料に含まれていました。結婚式場の中には、この作業は「持ち込み料」には含まれていなかったり「開封作業はするけど、梱包作業はお客様で」なんてところもあります。

新郎新婦は結婚式が終わってもゲストへの挨拶や二次会会場への移動など多忙です。その中で更に持ち込み衣装の梱包も必要になるとかなりの労力が掛かります。

「持ち込み料を払ってるんだから後は全部会場側にお任せ」とはならない場合もあるので、注意してください。

センスや技術の差が大きいアイテムだから|写真・ビデオカメラマン

「もう一度」が通用しない結婚式の写真や映像のカメラマンは、確実に高いスキルを持っていないといけません。だから結婚式場側は、写真や映像撮影を依頼する提携業者は吟味しています。

そのため結婚式場にスナップアルバムや撮影をお願いすれば、「こんなはずじゃなかった」は有り得ないので安心です。しかし結婚式場が提携しているカメラマン以上のスキルやセンスを持つカメラマンが世の中にはたくさんおられるのも事実。

カメラマンに求められる撮影スキルは「綺麗に撮ること」だけではなく、構図感覚や最高の瞬間を狙う瞬発力、新郎新婦の緊張をやわらげながら穏やかな笑顔を引き出すことが出来るコミュニケーション能力など多岐に渡ります。

写真や映像は一生残るものです。だから撮影スキルが高く自分の好みに近いと思えるカメラマンと出会えたなら、是非持ち込み料を払ってでも持ち込みして欲しいアイテムといえるのです。

ただ結婚式場の中には、カメラマンの持ち込み自体をNGとしているところも少なくありません。理由は、カメラマンの動きが結婚式のオペレーションに大きく関わるから…。

結婚式本番中は、基本的にカメラマンの動きは自由です。その中でも結婚式を動かすキャプテンや司会者、プランナーなど結婚式に関わるスタッフとの連携が重要になります。

例えば披露宴の最中、キャプテンが新郎新婦を誘導したいその先にカメラマンがいたとき。導線を熟知しているカメラマンなら「これからここに来るから自分は移動しておこう」と思えるだろうし、キャプテンも「カメラマンは理解してくれてるだろう」と見越して安心して誘導出来ます。お互いストレス無く進めることが出来るのです。

一方持ち込みのカメラマンは、オペレーションを知らないのでスムーズに進まない事もしばしば。表に出ないトラブルも少なくありません。

撮影スキルだけではなく、オペレーションの懸念もあることから、結婚式場の中には「カメラマンの持ち込みはNG」としているところがあります。

では持ち込みがOKになった場合の注意点とは…。

カメラマンを持ち込みするときの注意事項その1|値段だけでは絶対に決めない

私が実際に経験した話ですが、「すごく安かったので」と持ち込まれたカメラマン。蓋を開ければ結婚式の知識が全くない、アルバイトカメラマンだったことがありました。

神聖なバージンロードを踏み歩き、祭壇の上に滞在する時間もかなり長め…。これは結婚式に関わるカメラマンとしてはあってはならないことです。ほとんどのカメラマンが定番として撮影しているショットを撮影している様子もありませんでした。

不自然に思い話を聞いてみると、結婚式の撮影経験はゼロということがわかりました。その日限りで雇われたアルバイトだったのです。当然出来上がる写真も期待出来ないですよね…。

このような悪質なパターンは稀ですが、全くないとも言い切れません。持ち込みカメラマンを選ぶ場合には、値段だけで決めてしまうのは非常に危険です。過去の作品もしっかり確認出来るカメラマンを選んでください。

カメラマンを持ち込みするときの注意事項その2|事前打ち合わせは必須

もしカメラマンを持ち込みすることになったら、出来るだけ事前に結婚式場へ足を運んでもらい、プランナーと打ち合わせの時間を設けてもらってください。

しかし結婚式場によっては、事前打ち合わせを受け付けていない場合も…。その時は以下の内容をカメラマンさんに把握しておいてもらうようにします。

  • 披露宴の進行内容(当日の動きをイメージトレーニングするためです)
  • 席次表を確認しながら、誰がドコに座っているのか(特祝辞や余興をしてくれる人の席など。どこから立ち上がって前に移動するのかを把握するためです)
  • 結婚式当日の導線(控え室からチャペルへの移動手段など。いつどこで何を撮影するのかスケジュールを立てるためです)
  • 持ち込みカメラマンが撮影出来る場所とNGな場所(結婚式場によって持ち込みカメラマンが立ち入り出来る場所は異なります)

持ち込みカメラマンがより良い状態で撮影に挑むためには、こうした下準備がかなり重要になります。

元プランナーだから思う【持ち込みはおすすめ出来ないアイテム】

「どうしても持ち込みたい」と言われても、持ち込みをお断りしなくてはいけないアイテム。

持ち込み料を払えば持ち込み出来るけど、様々な理由からプランナー目線で言うと出来れば持ち込みは避ける方が良いかも…なアイテムをご紹介します。

衛生管理が難しい…|料飲関係(ケーキも含む)

料飲関係は、ほとんどの結婚式場で持ち込みが出来ません。食中毒や異物混入の懸念があるからです。

ただし演出の一環で「新郎お父様の畑で取れたジャガイモを使ったポタージュ」など、メニューの中に新郎新婦ゆかりの素材を使用してゲストへ提供することも。

その場合は結婚式場にもよりますが「食中毒や異物混入のトラブルが起きた場合にも、結婚式場側へ責任追及はしません」といった念書の提出が必要な場合もあります。

ゲストの多くが楽しみにしているお料理です。万全な体制で楽しんでいただけるように、ゲストが口にする飲物や食べ物は式場側にお任せする方が懸命でしょう。

セッティングや衛生上難あり|テーブルフラワー

同じ「お花」でも、ブーケや贈呈用の花束は持ち込み料さえ払えば持ち込みOK。でもテーブルフラワーはどの結婚式場も軒並み持ち込みはNGです。

この違いはテーブルフラワーは料理の近くに置くため「衛生上の問題」があるからです。

テーブルフラワーには細心の注意を払うものの、虫や土など異物が付いている可能性がゼロではありません。万が一料理や飲物に異物混入が発生してしまった場合、「結婚式場の不手際で入ってしまった」のか「持ち込みのお花に付いていた」のか責任の所在が追求出来なくなってしまいます。

そのため多くの式場は、テーブルフラワーに関しては持ち込みは出来ませんし、トラブルの心配もありますので持ち込みはおすすめ出来ません。

ヘアメイクの技術だけではなく介添えの問題も…|ヘアメイク

恐らくほとんどの結婚式場は持ち込み自体がNGになっているヘアメイクスタッフ。

理由は主に2つあります。

結婚式のヘアメイクさんは「ヘアメイクが上手い」だけでは通用しない

結婚式は分単位で進行が組まれています。お色直しに掛ける時間も「ヘアメイク15分」「ドレス着替え5分」「控え室から披露宴会場の移動3分」など細かく計算されてスケジュールが組まれているもの。

だから…

・15分の予定が12分になっても予定通りのヘアスタイルに仕上げられる技術を持っているか
・ドレスフィッティングも出来るヘアメイクさんなのか
・タイトなスケジュールへの強い意識を持ってくれているのか

などヘアメイクの技術以外にもヘアメイクさんに結婚式場側が求めているスキルは多めです。「理想のヘアメイクをしてくれる人」だけでは、結婚式へスタッフとして入るのは非常に難しくなります。

結婚式でのヘアメイクさんは、ヘアメイク以外にも役割を担っている

結婚式当日、花嫁の近くには介添えをする女性がずっと寄り添っているのをご存知ですか?

ドレスのトレーンを整えたり、脱いだ手袋やブーケを預かったり。花嫁が困ったときには一番先に駆けつける重要な役割をしている「介添さん」です。

一昔前のホテルウェディングなら、着物を着た年配の女性が役割を担っていました。しかし昨今のウェディングスタイルの多様化により、特にゲストハウスやレストランではヘアメイクを担当したスタッフがそのまま披露宴中も常に花嫁に寄り添いサポートをすることが増えています。

持ち込みのヘアメイクスタッフでは、段取りの詳細が結婚式場によって異なるので、初めての会場で介添えは難しいです。

まとめ

このように持ち込み料を払ったとしても、持ち込みをおすすめするもの、しないものがあります。

また様々な理由から持ち込み自体が出来ないアイテムもあり、「節約に繋がるから」「好きなモノだから」という理由だけで持ち込みの判断をするのは危険です。

持ち込みしたいアイテムが決まったら、購入前にまずはプランナーに相談を。

持ち込みが出来なかったとしても、そのアイテムを扱っている業者さんと新たに提携を結び、持ち込みに関するトラブルを防ぎつつ、新郎新婦が必要とするアイテムを使用出来るように配慮してくれる結婚式場もあります。私が勤めていた結婚式場の一部もそうでした。

最高の結婚式に仕上げるためにアイテム選びは非常に大切です。じっくり吟味しながら選んでくださいね。

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