【元プランナーだから知っている】余興が失敗するときの5つのパターンと成功のためのポイント

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余興は結婚式を盛り上げるための重要な演出!

…といってしまうと、これから結婚式で余興をしようとされている方には、プレッシャーを与えてしまうでしょうか。

筆者は約10年プランナーをしていました。その中で、たくさん披露宴の場に立たせていただいています。もちろん余興もたくさん拝見しました。

その中には最高に盛上がる余興をされ、会場全体が湧きに湧いた余興をされた方も!一方「これは…」と目を覆いたくなる余興や、新郎新婦の顔色を変えてしまうような余興もかなりの数を見ています。

余興の失敗は、自分たちが恥をかくだけではなく、新郎新婦にも迷惑をかけてしまうのです。失敗レベルによっては、一生に一回の結婚式を台無しにしてしまうことだって…。

沢山の余興を拝見する中で、失敗には共通する5つのパターンがあると常日頃思っていました。逆をいえばこの5つさえ気を付けておけば、余興の失敗を防ぎ成功する可能性がグンと上がるということでもあります。

今回は元プランナーだから知っている「余興を失敗に陥らせる5つのパターンと成功させるポイント」をご紹介します。

余興の失敗には共通する5つのパターンがある

余興は自分たちが楽しむものではなく、ゲストや新郎新婦を楽しませるもの!ゲストを苦笑いさせてしまったり、新郎新婦に不快な思いをさせてしまう余興は“失敗”です。

数多くの「余興失敗パターン」にはこの後ご紹介する5つの共通点がありました。

余興失敗パターン その1|人が集中出来る時間には限度がある【間延び】

余興で何をするかを考えるときには、まず所要時間の目安を決めます。

余興に適している所要時間は、5?10分程度と考えておいてください。これ以上長くなってしまう余興は確実にゲストを飽きさせ、間延びもしてしまいます。

またこれは結婚式場のスタッフ側の話ですが、余興の内容によっては料理のサービスを止めてゲストに余興の方へ集中してもらう環境をつくります。

しかしあまりに長い余興になってしまうと…

  • 仕上がっている料理が冷めてしまう
  • ここで料理出しを長時間止めてしまうと、後の料理をゆっくり楽しむ時間が短くなってしまう

などの懸念から、料理のサービスを再開することがあります。ゲストも間延びしてしまっている余興よりも手元に運ばれてきた料理に気がいってしまい…といった状態になってしまうことも。

「もうちょっと見たかったな!」くらいゲストに名残惜しく思ってもらえる程度の長さである、5分?10分程度が狙い目です!

余興失敗パターン その2|見ていられない…【品の無さ】

老若男女が出席する結婚式には崩してはいけない品性のラインがあります。とくにこの3つに関しては、余興の内容に入れるのは御法度!余興が失敗に終わるだけで済めば良いですが、新郎新婦や両家のご両親に不快な思いをさせてしまう可能性も。

新郎新婦の過去の恋愛ネタ

結婚式に新郎新婦の過去の恋愛ネタは御法度です。「新郎の○○くんは、それまでの彼女には冷たい態度ばかり取っていたのに、新婦○○さんとお付き合いしだしてからは別人のように…」

きっとこのスピーチは“新婦のお陰で新郎は変わることが出来た”と、新郎を持ち上げるスピーチなのかもしれません。しかし解釈の仕方次第では「前はそんな人だったんだ…」と、ゲストだけではなく新婦両親も心穏やかでいられません。

新郎新婦双方とも、過去の恋愛のことについてまだ話していないこともあるかもしれません。余興のスピーチやクイズを考える際には、新郎新婦の過去の恋愛を連想させるようなコメントは入れないように極力気を付けましょう。

また写真を使った映像の余興をする際には、過去にお付き合いしていた人との写真がある場合にも注意を。そのことで新郎新婦が以前揉めたことがある場合には、結婚式で流された映像をみて再び嫌な思い出が蘇ってしまうかも…。

いずれの例も、実際私が担当させて頂いたお客様の結婚式で近いようなことがありました。

もちろん、余興をした人は悪気は無かったり、写真に元カノが写っているのは知ってはいたけどもう終わった話だし…との判断で使用されていたようでした。しかし結婚式が終わった後、控え室で新婦が泣き出してしまったのです。

余興の配慮次第では、新郎新婦にとって悪い意味で一生忘れられない結婚式にもなってしまいます。余興を考えるときには、些細だと思うことでも配慮を忘れないようにしてあげてください。

目のやり場に困る…脱ぐ余興

結婚式の余興で服を脱いで笑いを取ろうとするゲストがたまに見受けられました。でも笑っているのは、手前にいるお友達たちだけ。お友達といってもごく一部の仲間だけで、女性ゲストは苦笑いです。親族席に至っては、ニコりともしていない方も…。

近くで笑ってくれている人がいると「ウケている」と勘違いしてしまいがちですが、結婚式で脱ぐ余興は避けるべき内容です。

結婚式場によっては途中で洋服を差し出しにきたりなど、余興は止めずともフォローに入る場合もあります。それだけ結婚式にとって品性は重要視されるのです。

キスをあおる

いくら結婚式の場とはいえ、人前でのキスを嫌がる人も少なくありません。余興でキスをあおられたら、空気を読んで渋々キスをする新郎新婦もいます。

でも本音は「すごく嫌だったんですよね。でもあの場で断るのってマズいじゃないですか。」という話を新郎新婦から伺ったのは1度や2度ではありません。新郎新婦に気を使わせてしまう余興も失敗のひとつです。

どうしても余興の流れで最後にキスシーンを入れないといけない場合には、サプライズ的に余興に組み込むのではなく、新郎新婦に事前に確認を取っておく方が良いでしょう。

余興失敗パターン その3|多くのゲストが置いてけぼり【身内ネタ】

身内ネタは確かに該当ゲストには盛上がります。でもほんの一部のゲストだけが盛上がって、他のゲストは置いてけぼりになっているのが現実。

余興が成功するポイントのひとつに「共感」があります。余興の内容にゲストが共感することでより興味を示し、盛上がるきっかけにもなるのです。

身内ネタは共感出来る部分はなく、むしろ内容が理解出来ないがために余興を見ることを止めてしまい、手を止めていた食事を進めるゲストも…。

自分たちは一生懸命余興をしているつもりでも、ゲストが聞く耳を持ってくれず黙々と食事をしている姿は、余興する側としてもつらい光景ですよ。

余興ネタを決めるときには、披露宴会場全員が理解出来るような内容であることを前提に考えてみてください。

余興失敗パターン その4|“念には念を”が鉄則【準備不足からのトラブル】

大きく「準備不足」とくくりましたが、余興を失敗へ導いてしまうのは2つの“不足”があります。

練習不足

練習不足が見るからに分かってしまう余興は、見ている側としてもハラハラしてしまうだけではなく、一緒にノリきれない残念な余興になってしまいます。結婚式の余興は完璧に仕上げることが鉄則です。

練習不測により…

  • ダンスがバラバラ
  • 新郎新婦に期待されて受けたはずの歌の音程を外す
  • 段取りが悪くオロオロ

など「練習をしっかりしておけば成功出来たはずの余興だったんじゃ…」という余興を目にしたこと数知れず…。

特に人数の多い余興は、皆んなのスケジュールを合わせるのも一苦労。とはいえ、新郎新婦にとっては一生の思い出になるはずの結婚式です。練習も新郎新婦へのお祝いのひとつとして、皆んなで頑張って練習を積み上げてあげてください。

確認不足

余興をするときには、出来るだけ結婚式より前に現場を確認することをおすすめします。

事前の確認不足を怠ったが故に実際こんなトラブルがありました。

  • 大勢でダンスをしようとしていたけど、スペースが狭くて踊れなかった
  • 欲しかったマイクの本数が、結婚式場側が用意出来る本数では足りなかった
  • 映像演出を含めた余興をするつもりが、結婚式場のプレイヤーでは読み込み出来なかった

など、実際にあったトラブルの数々です。

どれも事前に確認をしておけば防げたものばかり。せっかく頑張って準備をしていても、結婚式本番で披露出来なければ全て無駄になってしまいます。

結婚式当日も本番前に司会者や音響スタッフも含めたリハーサルをすることは出来ます。これはあくまでも最終確認。

結婚式での余興は、結婚式当日に初めて現場の確認やリハーサルをするのではなく、可能であれば事前に結婚式場へ下見に行き、スペースや機器の確認はしておきましょう。

余興失敗パターン その5|緊張をほぐすためのアルコールのはずが…【ただの酔っぱらい】

緊張が故に「お酒でちょっと気分良くして…」のつもりだった飲酒。しかし緊張していたためお酒のまわりが良くなってしまい、いつもなら酔わない量で酔っぱらい、大切な余興が出来なくなってしまった…。

有り得なさそうですが、本当にあった話です。

披露宴の進行にもよりますが、内容次第では披露宴の後半に余興の時間を設定されていることもあります。それまでの間、お食事と合わせてお酒が進むのも仕方のない話です。でも結婚式という独特の緊張感の中での余興です。いつもなら平気な量のお酒でも、まわりが速いときもあります。

余興の出番待ちのときには、出来るだけいつもよりお酒は控えるようにしておいてください。

例え余興が出来たとしても練習通りの内容が出来なくなってしまったり、失敗してしまう可能性も充分にありえますから…。楽しいお酒は、余興が無事終わってからゆっくりと楽しんでくださいね。

余興を成功に導くために備えるべきこと

数々の余興失敗パターンをご紹介しましたが、今度は余興を成功させるためのポイントを紹介します!

担当プランナーには早い段階で相談しておく

新郎新婦の担当プランナーは、余興をするゲストにとっての担当プランナーでもあります。だから迷ったときや、困ったことがあれば遠慮なく頼っても良い存在です。

まず余興するとなれば、早い段階でプランナーに余興の内容などを相談する方が賢明です。なぜなら披露宴の進行は、結婚式の4ヶ月程前から少しずつ決めていきます。その内容は、分刻みのスケジュールです。

そのためほとんど進行を組んでしまった後で「余興は10分かかります!」となっても「余興に割ける時間は、5分くらいしかありません…」なんてことも有り得ます。

披露宴は終わりの時間が決まっているので後でさらに余興のための5分追加となると、決まっている演出を削除するか食事歓談の時間を削るしか方法がありません。

早い段階で余興の所要時間が分かっていれば、希望通りの所要時間を披露宴の中に組み込むことが出来ます。また余興の内容次第では、披露宴の前半に持ってきた方が良いのか、後半に持ってくるべきなのかなど、盛り上がりを考慮した上で最適な場所に余興を配置することが出来ます。

余興をするためのベストな環境を整えるためには、プランナーとの連携は必須ですよ!

余興で何をすべきか悩んだときには、映像関係がおすすめ

「余興をお願いね!」と頼まれても、どんな余興をするべきか悩んでしまうことありますよね。どうしても、内容が思いつかない場合には、一番おすすめの余興は映像を盛り込んだ余興です。

映像関係の余興は、映像のビジュアルがあるので老若男女誰が見ても興味を惹き付けることが出来る演出です。総体的に失敗の確率が少ない余興ともいえます。

  • 新郎新婦ゆかりのある場所を訪れてみる
  • 新郎新婦の家族にインタビューをしてみる
  • 新郎新婦の友人や会社関係の人に写真やメッセージを送ってもらう

など、手間は掛かりますがDVDで残すことで、新郎新婦にとっても記念品になります。

ゲストの興味を惹き付けることも出来て、新郎新婦にもプレゼントが出来る!一石二鳥の映像演出は、余興で何をするか迷ったときにはおすすめですよ。

選曲は盛り上げを大きく左右する

余興を盛り上げるか否かの境界線は【ゲストがみんな知っているような曲を使っているかどうか】も大きいのではと、現場を見ていて思いました。

余興で使用する曲は、是非皆んなが知っていそうな曲を選曲してください。テレビやCMで使用されていて、誰もが聞いたことのあるような曲なら、思わず手拍子をしてしまったり、ちょっと口ずさんてみたりとゲストも一緒に音楽を楽しめてしまいます!

一方誰も知らない曲の場合は、リアクションに困って手拍子のタイミングすらつかみにくくなってしまいます。新郎新婦が好きな曲だったとしても、マイナーな曲であればその曲を聴いて楽しめるのは、披露宴会場の中で新郎新婦と余興をしているゲストだけです。

余興は、新郎新婦だけではなくゲストも一緒に楽しめるのが理想型。そのために選曲は“皆んなが知っているだろう曲”を基準に選んでくださいね。

まとめ

結婚式の余興について、失敗パターンと成功ポイントをご紹介しました。

余興を頼まれたら内容を考えて、練習を重ねて、結婚式当日もリハーサルなどでバタバタ…。結構労力は掛かります。でも余興を頼むということは、新郎新婦とそれだけ信頼を持たれている証。

失敗パターンと成功ポイントを心得た上でしっかりと練習をしておけば、結婚式の余興はきっと成功します!新郎新婦とゲストの笑顔を引き出すべく…!素敵な余興に仕上げてあげてください。

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